チップチューンのBGMを作曲してみよう

今回の記事はチップチューンのBGMを作成したので、その制作プロセスを書いていこうと思います。
達成目標は、制作したBGMをAudiostockへ登録、販売することです。
チップチューン楽曲の登録はAudiostockに登録されているBGMの中で穴場かなと思ったため作成に至っています。
チップチューンが作りたいけど作り方がわからない、参考を探している人は要チェックです。

チップチューンとは

以下Wikiより抜粋
おもに1980年代に発売されたパーソナルコンピューターや家庭用ゲーム機に搭載されていた内蔵音源チップで作られる。

チップチューンに使われる音源には、「同時発声数が少ない」「オクターブレンジが狭い」「高域のピッチ精度が荒い」「制御システムのクロックに依存し、違和感なく演奏できるテンポが限られている」などの制約が多いが、その制約が独特の音や雰囲気を生み出す要因にもなっている。

楽曲のテーマ

今回作成するチップチューンBGMのテーマは、
ファミコン系 横スクロールアクションゲームのBGMです。
参考にする楽曲はみんな大好きロックマンのBGM。
あの時代にチップチューンの最高峰を極めているといっても過言ではないBGMですね。

ファミコン系チップチューンの制約

今回のBGMはファミコン系のチップチューンとするため、同時の発生音は4音とします。
音の構成としては以下で作ります。

  • 矩形波1 (メロディ用)
  • 矩形波2 (ハモリ、バッキング用)
  • 三角波 (ベース、タム用)
  • ノイズ (スネア、ハイハット)

何を使って作るか

DAWソフトとVSTプラグインソフトを使用して作曲します。
DAWソフトはCubase Artist 10.5、

VSTプラグインソフトは64bi対応のチップチューンシンセ SANA 8BIT VSTを使います。
64bitで使用可能 & コンソールがシンプルで使いやすいです。
ファミコン向けのオシレーター(波形が少し歪んでいるタイプ)とピュアなオシレーター(波形が歪んでいない)での発振が可能で、サウンドの幅も広いのが特徴だと思います。
DLページ

コンソール画面↓https://i0.wp.com/bmimg.nicovideo.jp/image/ch2626859/209809/493d1fd78b145b0610bcf8338c75665d9981e8e2.png?w=680&ssl=1

インスピレーションをかきたてろ

次に曲の元となるメロディやリフを考えます。ここからは完全にインスピレーションとの戦いです。
今回はシャワーを浴びている最中に思い付いたリフをもとに、曲を展開していきました。
インスピレーションはシャワーを浴びているときか散歩しているときに発生しやすいです。
何も考えなくても体が動いてるときに考える余裕が生まれるからでしょうかね。
具体的な作成手順は以下です。

  1. リフの作成
    ベースで弾いたらかっこよさそうなリフを考えました。

  2. 曲の構成決め
    構成は
    イントロ -> Aメロ -> サビ を2回回してループ想定で作ります。

  3. リフに合わせたリズムの構築
    16分のハイハットの刻みと2拍目、4拍目にスネアを入れました。

  4. メロディの作成
    Aメロ

    サビ

  5. ハモリ、バッキングの構成
    Aメロ

    サビ

音作り

音作りは以下のパラメータ設定で実施しました。
スネアに関しては自分の好きなチューニング低めの音になるように目指してます。

メロディ

ハモリ、バッキング

ベース、タム

スネア

ハイハット

出来たやつ

色々と組み合わせてミックスして、マスタリングした音源が以下になります。

Audiostockの審査通るか

上記に音源貼ってるのでわかると思いますが、みごと審査を通って販売となりました。
自分に拍手!!
制作期間は2日間でした。

まとめ

チップチューンは制約や音作りの手順さえわかってしまえば誰でも作ることが可能です。
BGM作成だけではなく、今回の作成した音源をベースにSE等の作成もできると思うので、次はそっちを狙っていこうかなと思います。
ひとまずはポートフォリオで決めてたチップチューン分のBGM作成は目標達成できたのでよしとする。。。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です